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【動画】擬似「核分裂連鎖反応」実験(2019年8月6日)

広島と長崎へ原爆を投下した後、米国は「アトムズ・フォア・ピース」(核の平和利用)を1953年に表明します。そんな時代、ウォルト・ディズニー・スタジオはねずみ取りを使用した核分裂連鎖反応の実験を「子供向けに明るく楽しく夢のある」ものとして紹介しました。この動画は、それを参考にして「ひらめき・ときめきサイエンス2019」のために行ったものです。

【解説】

ねずみ取り1個がウラン235の原子核1個に相当します。その内部に、中性子を模した緑のピンポン玉2個 が置かれています。ピンポン玉を1個だけ、つまり中性子1個だけを外部から当てると、ウラン235の原子核1個は核分裂をおこし、2個の中性子を内部から放出します。放出された2個の中性子は、それぞれ別の原子核の核分裂を引き起こし、連鎖的に反応が繰り返されます。

この実験により、核分裂連鎖反応は一瞬のうちに引き起こされることが体感的に分かります。これが核兵器や原子力発電の原理です。

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